ビールを片手に歴史探訪ドイツを知り尽くす旅

ロンドン・パリに負けない歴史あるドイツの都市を食と共に観光するためのガイドブック

歴史を学べば観光も100倍楽しくなるドイツ旅行

2016年09月28日 17時01分

ドイツを旅行する際には、歴史の知識を付けた上で行くとその楽しみや感動が大きくなります。ヨーロッパには多くの民族が存在し、幾多の戦いの結果として現在の国の形が出来上がりました。もともとゲルマン民族はスカンジナビア半島などの原住民が混血を繰り返して形成された民族で、いわゆるゲルマン民族の大移動を経て現在のドイツの位置に定住するようになりました。そこから勢力を拡大し、8世紀から9世紀にかけてフランク王国として全盛期を迎えます。そこから分裂し現在のフランス・ドイツ・イタリアになりました。

9世紀からは有力諸侯の集合体として神聖ローマ帝国が成立し、ドイツ帝国が成立するまで約1000年にわたり存在し続けました。その歴史の中でハプスブルク家などによりゲルマン文化が発達します。ドイツはお城の建築が世界的に有名ですが、重厚で四角いフォルムが目立つデザインは神聖ローマ帝国時代に様式として確立されました。また音楽についても当時の宮廷は音楽家を重用し、文化の発展を遂げました。現在でも音楽留学にはドイツや隣国のオーストリアが選ばれるのはそのためです。

ドイツの食については、フランスやイタリアなどの温暖な気候の国々とは違い、冬季に作物が取れなかったため、ザワークラウト、ソーセージなど塩漬けにして保存性を良くすることがテーマになっています。また、神聖ローマ帝国時代の領土が広かったことから多彩なバリエーションが存在します。ジャガイモ料理についても、作物が取れにくいことから頻繁に飢饉が発生していました。その状況を打開するためジャガイモの生産を奨励した経緯があります。このように、食の歴史には気候を克服した側面があります。

ドイツ旅行の中で伝統的なお城の建築やソーセージなどを楽しむときは、このような歴史を知ることで、より感動できるでしょう。